医局
当院では現在、常勤6名、非常勤7名の医師で診療を行っております。
・総合内科診療、生活習慣病、腎臓病(保存期腎不全、血液および腹膜透析)、糖尿病、リウマチ膠原病、循環器疾患、禁煙支援など、専門医および多職種の専門スタッフによるチーム医療で、それぞれの患者さんに応じた支援をご提供しています。
・専門外来として、腎臓病の分野で国際的にご高名な井関邦敏先生による「腎不全レミッション外来」、琉球大学医学部循環器内科診療教授の岩淵成志先生による「心血管病外来」を行っております。
・多くの医療施設と連携を行い、他科診療が必要な方や、より高度な医療を必要とする方は速やかに適切な医療機関へご紹介しています。
・後進の育成のため、群星沖縄臨床研修センターや県立南部医療センターの研修指定医療機関として研修医を受け入れています。
・2023年4月より、在宅診療を開始しました。
皆様の身近なかかりつけ医としてお役立てください。どうぞよろしくお願いいたします。
外来看護科
私達看護師は、各疾患の担当があり、患者さん中心の医療を心掛け日々業務を行っています。
専門の資格を持った看護師が、患者さんに対しどのような支援が効果的か、様々なパンフレットを使用し計画を立て、以下の支援を行っています。
・腎臓病の支援(腎臓病療養指導士)・・・管理栄養士とチームを組み、日常生活の注意点や食事に関する事を中心に支援を行い、腎臓病教室も定期的に開催しております。
・生活習慣病の支援(糖尿病療養指導士)
・・・糖尿病、高血圧、脂質異常症の方へ糖尿病療養指導、管理栄養士を中心に、患者さんと一緒に考えながら支援を行っております。毎月、患者待合い室にて、生活習慣病ミニレクチャーも開催しております。
・リウマチの支援(リウマチケア看護師)・・・薬の副作用の説明、生物学的製剤の説明、DASの説明を行っており、リウマチ教室も随時開催しております。
・禁煙支援(禁煙支援士)・・・成人、未成年の方へ禁煙支援を行っており、成人の方へは計5回(3か月間)来院されるよう、禁煙をサポートする体制を整えております。未成年の方へは、ご家族、地域の方、養護教員の方へも協力していただいています。禁煙状況確認の為、電話訪問もおこなっております。
・呼吸器支援(呼吸療法士)・・・睡眠時無呼吸症候群の治療としてCPAP療法の管理、喘息管理、在宅酸素療法の管理も行っています。
・救急体制の確立・・・年4回救急トレーニングを開催し、急変時に対応できる体制を整えております。
外来に受診された際に、直接先生に聞けなかった事、検査結果の見方がわからないなど、私達看護師にどのような事でもご相談下さい。気軽に相談していただけるような雰囲気づくりに努めてまいりたいと思っております。
私達も多くの事を患者さんより学ばせていただいております。今後も患者さんに寄り添った支援ができるよう、向上心を持ち努力してまいります。
臨床検査科
臨床検査科では臨床検査技師 常勤3名パート1名で医師からの依頼を元に迅速で正確な検査結果の提供を常に心がけ、患者さんへは丁寧で安全・安心な医療の提供に努めております。
検査は主に患者さんから採取した血液や尿などを自動分析器にかけて調べる検体検査と患者さんに直接対面し検査を行う生理検査に大別されます。
当院で行っている検査として、検体検査は生化学(肝、腎機能)、血液一般(貧血等)、炎症(CRP・血沈)、HbA1c、尿検査、電解質、血液ガス等があります。
生理検査は心電図、エコ-検査(観察部位として腹部、心、甲状腺、頚動脈、関節など)、ホルター心電図、睡眠無呼吸検査、CAVI(動脈硬化)、FMD(早期動脈硬化)、肺機能、24時間血圧測定等を行っております。
正確な検査結果を提供するために精度管理や毎日の点検による機器管理を実施し、外部の精度管理調査にも積極的に参加しています。また、最新の知識・技術を日々習得し、他部署との連携を密にしてきめ細やかな医療サービスの向上を目指していきたいと思っております。
栄養支援科
2016年4月より栄養給食室から栄養支援室へ、2018年4月より栄養支援科へ名称が変更となりました。
栄養支援科は、管理栄養士3名、委託栄養士1名、調理員5名(委託)のスタッフで構成されており、栄養支援(栄養相談、調理実習)および、透析食・職員食の給食業務を行っています。食材管理と調理および洗浄などの給食管理業務については、2000年の開院時より日清医療食品(株)に業務委託し運用しています。
透析食は、2001年9月より、定食A、定食B、軽食の3種類からのセレクトメニューを開始。食事を安全で適温に提供できるよう2004年4月より温冷配膳車(IHカート)を導入し、給食サービスの改善に大きな効果をもたらしました。今後も患者さんに喜ばれる透析食の提供を目指します。
栄養支援業務は、2001年8月より個別栄養相談を開始しました。2002年11月からは集団栄養指導の一環として、患者さんとご家族を対象に調理実習を各疾患別に実施しています。2013年1月には調理実習室を大幅にリニューアルし、IH調理環境の整った設備でさらに患者さんが満足する実習を目指しています。チーム医療の観点からは、透析栄養サポートチーム(DEN)、生活習慣病予防チーム、腎臓病教室、認知症チームなどがあり、2020年度からは心不全チームがキックオフし、管理栄養士も関わっています。食生活の改善は、病気を治療する上で大切なキーワードです。栄養支援では、患者さんの生活背景や食習慣などを考慮し、病気治療に役立つ具体的な提案をさせて頂き、1か月後、2か月後の目標を立て、振り返りを行いながら食事のアドバイスをしています。
栄養支援室は、おひとりおひとりの健康へと繋げるサポーターでありたいと考えております。毎日口に入れる食事の大切さを知り、共感していただくことで、明日へのモチベーションへと繋げていければと考えています。
『We are what we eat!』…私たちは私たちの食べたものでできています!
これからも患者さんのニーズに合った医療に貢献できるよう、チーム医療の一員として、臨床栄養の専門性を生かした栄養支援に努めていきたいと思います。
血液浄化センター看護科
2023年4月現在、ベッド数58台(個室を含む)、患者数175名、看護師18名で業務を行っています。
- 目標
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- 安全な透析治療を提供する。
- 合併症の予防
- チーム活動を患者支援に繋げる
- 勤務について
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- 血液浄化センター(月~土、日曜除く 08:30~23:00)
- 日勤(07:30~16:00)
- 中勤(12:00~19:00)
- 夜勤(13:00~22:00)、(14:30~23:00)
当院は、ワークバランス認証企業の認定を受けています。
育休休暇、年休消化率は100%です。 安心して仕事と家庭との両立が出来ます。
- 教育体制
- 入職時から教育担当者を中心に、プリセプター制度を取り入れ看護師全員で教育体制を行っています。
- 看護科のチームについて
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栄養チーム(DEN)、透析運動チーム(TE-DA)、VA(バスキュラーアクセス)チーム、CPAP(持続陽圧呼吸療法・睡眠時無呼吸症候群の治療)チーム、認知症チーム、救急チーム、禁煙チーム、災害チーム、等 があります。 それぞれのチーム目標をあげて常に患者視点を大切に支援に取り組んでいます。
またチームは、看護師だけでなく部署間の垣根を越えて臨床工学技士、看護助手、事務職と連携をとり其々の専門性でより質の高いチーム医療の提供を心掛けています。
- 院内外の研修・教育について
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- 看護科勉強会(1/月)
- 院内研究発表会(1/年)
- コーチング(3/年)
- 接遇(3/年)
- 日本透析医学会、沖縄県人工透析研究会、九州人工透析研究会、透析運動療法研究会、九州アクセスライブフォーラム、日本腎臓リハビリテーション学会、日本フットケア学会、等 積極的に参加し、発表も活発に行っています。
当院ではISO9001(医療品質マネジメントシステム)ISO14001(医療環境マネジメントシステム)プライバシーマーク(個人情報保護マネジメントシステム)認定を取得しております。 これらの勉強会も行っています。
- 看護師長より
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近年、高齢化や心機能低下患者が増えてきています。
当院の理念と方針である“安らぎのある、きめ細やかな、信頼できる医療サービスの提供”を目標に、PDCAサイクルによる定期的な内部監査を行い、医療品質の向上と必要な改善を図り、患者が安心安全な治療が受けられるよう、また働くスタッフの環境が整うよう体制づくりを目指しています。
技士科
当院では3つの柱を軸にチーム医療を行っています。
・しっかり正しく食べる (栄養)
・しっかり正しく運動 (運動)
・しっかり正しく透析 (透析効率)
その他にも
CPAP(持続陽圧呼吸療法:睡眠時無呼吸症候群の治療)、禁煙、認知症、災害、感染、リスクマネジメント、救急、VA(バスキュラーアクセス)と各チームがあり技士もそれぞれ関わっています。
数年前に比べ透析の現場も治療の在り方、関わり方が時代によって変化しつつあります。
透析での技士の役割もこれまでとは違い変化を迎えています、私たち技士科はこれまで通りの機器管理や水質管理、安心安全な治療の提供に加え、日々変化する様々なニーズに対応して行ける様、10名のチームワークで頑張っています。
メディカルエイド科
平成28年4月より血液浄化センター看護部に所属しておりました看護助手がメディカルエイド室として独立し、2018年度よりメディカルエイド科へ名称を変更しました。勤務体制は、日勤帯5名、夜勤帯2名となっており現在、11名で血液浄化センター内の環境整備、ダイアライザー組立て、ベッドメイキング、体重・体温測定、透析運動リハビリの指導などを行っています。特に透析中の運動リハビリは平成25年より開始し、メディカルエイド科が中心となり取り組んでいます。年に1回開催される院内研究発表会では、部署の取り組み、業務内容の見直しや改善などを目的とし積極的に発表しています。
メディカルエイド科は人材育成にも力を入れており、チームワークで今後も安全・安心の透析治療が受けられる環境を提供していきたいと思います。
在宅療養支援診療科
在宅医療はニーズがとても高く、病院での入院 ・ 外来での治療と並んで医療の主軸の一つになる分野になります。患者様が過ごしてきた自宅や施設で診療を受けることが出来ます。患者様やその御家族の意向を汲み、サポート体制を構築しチーム医療を展開していきたいと思っておりますので、どんなことでもご気軽に御相談下さい。明るく元気なスタッフで皆様の幸せな人生を過ごしていくためのサポートを精一杯行って参ります。どうぞ宜しく御願い致します。
事務局
医療法人清心会徳山クリニックの事務局の事務長1名、職員3名の計4名 態勢で業務を行っております。主な業務は、事業計画の策定に関する業務、人事全般に関する業務、社会保険事務手続や給与計算等に関する業務、就業規則の整備に関する業務、設備管理に関する業務等です。
主な業務内容
事務局の仕事は、職員が働きやすい環境をソフト面、ハード面の両方から整え、安心して働ける事で患者さんへより良い医療サービスが提供できる医療機関となれるよう裏から支えることだと考えております。
これからも 「職員から信頼される 」事務局を目指して笑顔を忘れず、日々業務改善に努めたいと思います。
患者さんと直に接する機会は無いと思いますが、定期的に実施しております各患者満足度調査等から頂きますご意見をしっかりと受け止め、チーム医療の一端を担う部署として自覚を持って業務に取組んでまいります。