医療法人清心会 徳山クリニック

管理栄養士ブログ

 「お皿の上の科学」@沖縄科学技術大学院大学

おはようございます!
徳山クリニック管理栄養士のchisatoです。

今日は5月28日(土)に開催されたシンポジウム
「お皿の上の科学」 についてのご報告です。

場所は沖縄科学技術大学院大学OIST!
土曜日の外来勤務をsaoriさんと2人で全力でこなし、
猛ダッシュで恩納村へ車ぶーん汗汗

どうにかギリギリで間に合・・・・・わずうわーん
途中からの参加となってしまいましたが、
普段の医療系学会とは違う切り口からの
健康や食材についての話が色々と聞け、
また、OISTの素晴らしいい環境に刺激を受ける事ができましたニコニコキラキラ 

長寿と食

  Longevity and Food
(OIST GO 細胞ユニット 柳田充弘 教授)
では、ヒトの血液サンプルを分析し、抗酸化作用と筋力強化に関わる
代謝物の量が高齢者の体内で減少している事を突き止め、
また、高齢者の体内では腎臓および肝臓機能の低下に関与している
化合物の量が増加する事が明らかになったとのこと。
適度な運動や抗酸化作用を豊富に含んだ食材の摂取の大切さは
常々言われている事であり、私も特に調理実習などでは
沖縄食材の抗酸化作用についてお伝えする事が多いのですが、
それが世界最高水準の研究機関であるOISTで
科学的に証明され、今後も研究されていくようで
ドキドキしながら聞かせて頂きました!

モズクと海葡萄のゲノム解析
  Decoding the Genome of Seaweeds
(OISTマリンゲノミックスユニット佐藤矩行教授、西辻光希研究員、有本飛鳥研究員)
ではもずくの抗酸化作用や抗がん作用についてや、
沖縄もずくの栄養素とその効果を遺伝子研究の観点から説明されていました。
生活習慣病を予防する新しい沖縄のお米を育てる
Breedeling New Okinawan Rice for Human Health
(OIST植物エピジェネティクスユニット 佐瀬英俊准教授)
ではブドウ糖を産出しにくい難消化米である新種米の
開発についてや、今後期待できる事について話されていました。
難消化米のアミロモチとゆがふもち(母株)の5度の
戻し交配についても詳しく説明されていて、
なんと食パンに加工されたものの試食も用意されていました。
このプロジェクトはフード・アクション・ニッポン アワードも受賞したそうです。

会場にはやちむんの展示などもありましたよ~。
読谷村北窯で作られた器が並べられていました。

※コチラ上の写真はOISTのHPより

キャンパス側のメインエントランスには
石垣焼窯元当主、金子晴彦氏による展示会「Ishigaki Blue」も開催されており
目を見張る美しさでした。

※コチラ上の写真もOISTのHPより

シンポジウム終了後は併せて開催されていた
あおぞら市場やんばる畑人プロジェクトによる
こちらの商品を購入。

なんと、大宜味産のシマナー(からし菜)の種
丁寧に選別して、磨り潰した
「手作り粒マスタード」
一口試食したら・・・・

うまいOKキラキラ 

シンプルなお味ですが
作り手の愛情と、食材のパワーがぎゅっと詰まって
こ、こ、これは!
ハイ、次回の調理実習に使うことに決定キラキラ 
6月の調理実習『美味しく低カロリー』のメニューの
なめことオクラの香味和えの中に入れてみましょうかね~ハート

それではまた~バイバイ
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